わが行くは山の窪なるひとつ路 冬日ひかりて氷りたる路 昭和43年5月28日除幕 群馬県利根郡水上町谷川温泉 富士浅間神社 |
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大渦のうづまきあがり音もなし うねりなだれて岩を洗へども 除幕期日不明 群馬県利根郡水上町 水上温泉藤屋ホテル |
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山かげは日暮はやきに学校の まだ終らぬか本読む声す 昭和54年3月29日除幕 群馬県新治村公民館永井分館 |
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「みなかみ紀行」より 私は河の水上といふものに不思議な愛 着を感ずる癖をもっている。 一つの流れに沿うて次第そのつめまで 登る。 そして,峠を越せば其處にまた 一つの新しい水源があって小さな水源 を作りながら流れ出してゐる,という風 な處に出曾ふと,胸の苦しくなる様に 歓びを覚えるのが常であった。 平成元年10月22日除幕 群馬県利根郡新治村大字猿ケ京 |